沖縄空手道昭林流松武会

大船 空手 道場 沖縄空手道 昭林流 松武会

2021.12.11 鎌倉 大船 空手 松武会 平日稽古

平日の月曜日の夜は松村先生と小林先生だけの稽古の日になり、門人参加できる稽古日は水曜日、金曜日の夜に限られました。しかしながら、両日とも参加する門人も増え、様々な稽古を行えています。

 

平日稽古は、基本中心で行いますが、たまに普段の稽古であまり行わない形にも取り組みます。先日、黒帯になったばかりの少年が新たな形に取り組みました。形の名はワンシュウ(汪輯)とウーセーシー(五十四歩)です。松武会では、前者を黒帯の弐段に覚える形、後者は黒帯の参段に覚える形になっています。どちらも高度な形です。

 

汪輯(ワンシュウ、ワンシュー、ワンスー)

1683年、中国『清』の外交官:冊封使汪輯が沖縄に来た時に伝授された武術をもとに沖縄の空手達人(不明)が改作したもので、泊に伝わる形の一つ。泊村で生まれた松茂良興作先生は、師の照屋(てるや・きぞう)先生から伝授継承された。他の形には見られない隠し拳が特徴的である。

 

五十四歩(ウーセーシー)

首里手の中興の祖と呼ばれる松村宗棍先生より伝授継承された形で、左右対象の演武線を移動する多彩な実践的な攻防がある形である。「ゴジュウシホ」とも呼ばれる。動作数の多い長い形であるが、前半は重厚な動作で握拳による技が主体になり、中盤から後半にかけて貫手の連続、手刀、背刀、掛け手など、開手技が中心に展開され、最後は双手貫手でしめくくる高度な技術をみごとに調和させた傑作であり、空手道の真髄を見ることができる。

 

果敢に高度な形にも挑戦する気持ちが素晴らしいですね。貪欲に空手を探求していってほしいものです。

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