沖縄空手道昭林流松武会

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2022/11/26 空手家の言葉と松林流空手道の特徴

8月に沖縄へ行った際に、沖縄空手会館に行きました。

 

沖縄空手会館内には、沖縄空手の先人となる空手家の貴重な言葉がいっぱい刻まれていましたので、ご紹介いたします。

 

■松茂良興作先生の言葉

『生半可は自滅である 仁、義、礼、智、信の五常をわきまえよ』

 

本部朝基先生の言葉

『すべては自然であり、変化である 構えは心の中にあって、外にはない』

 

■喜屋武朝徳先生の言葉

『長年修行して、体得した空手道の技が、生涯を通して無駄になれば、空手修行の目的が達せられたと心得よ』

 

■松村宗棍先生の言葉

『武は暴を禁じ、兵をおさめ、人を保ち、功を定め、民を安じ、衆を和し、財を豊かにすと、これ武の七徳』

 

■安里安恒先生の言葉

『人の手足は剣と思え』

 

船越義珍先生の言葉

『空手道は礼に始まり 礼に終わる事を忘れるな』

 

どの言葉も素晴らしい教えなので、みなさん読み込んで覚えてください。

 

さて、ここからは昭林流の原点である松林流の特徴について紹介します。

 

林流(まつばやしりゅう)空手道は自然の動作を重んじ、突き、蹴り及び運歩も速行が重要視され、呼吸は自然の呼吸法で行い、ことさら表面に現さないのが特徴である。

・突き技はスナップ・受け技は瞬時の捻り突き・足技は前蹴り及び足刀蹴り

・腰使いは微動で捻転、居着きは大きく止めない

・動作における目・足・手の順序は光が差し込む自然な感覚

・形における三要素は①目付け ➁姿勢 ➂威力(アティファ)

・触・即・技=触れる、それ即ち、技

・全ての動作において瞬発力を最大要素とする

 

と記されていました。松武会の稽古でも常々指導の言葉で出てくる内容で、原点に忠実であることがわかります。

 

さて、最後にこちらは沖縄空手会館横に建造されている守禮之館です。空手の日に奉納演武を行う舞台で、沖す縄県無形文化財保持者に選ばれた方々が演武する場所です。