沖縄空手道昭林流松武会

大船 空手 道場 沖縄空手道 昭林流 松武会

2021/09/13 松村より 松武会 第39回 考査を終えて(鎌倉市大船)

先週は第39回考査を行いました。

そして今週は、考査結果を小林先生から頂いたコメントを添えてお伝えしました。

今回も参加者全員が一所懸命に力一杯、形、組手、試し割りを行いました。純真に真剣に演武する皆の姿が素晴らしかったです。

今回の考査では新たに一般部から1名、少年部から2名、計3名の有段者が誕生しました。皆さん入門から5年以上の修練者です。稽古を頑張ってきた分、喜びも大きかったことでしょう。ただ黒帯への昇段を果たした時がまた新たなスタート地点であることも忘れてはいけないところです。

そして、空手道を長く続けていく上で、学んでいく上で、忘れてはいけない大切なことがあります。 今週はそのことを改めて皆に伝えたく、昨日の朝稽古、今日の朝と昼の稽古と、3回に分けてお話させて頂きました。

内容は「道場とは何か」そして「黒帯とは何か」というところを「心技体」「道場訓」を通して説明させてもらいました。心とはどういうものか、どうあるべきか、技を身につける上で最も大切なことは何か、またそのためにはどうするべきかといったところです。心と技の繋がり「拳心一致」も重要です。ただ形(かた)が上手になるため、組手が上手になるための道場ではないということ、形や組手が上手にできたら黒帯になれるのかというところです。ましてや人に勝つための道場ではないということです。そのようなところをしっかり理解し、実行し、後輩達に示すことのできる真の黒帯として、これから更に意味のある、更に深みのある空手道を目指して頂きたく思っております。

今回の考査では初の試みでしたが、少年部高学年の昇段考査に口頭質問を加えました。出題は、「道場とは何か?」「黒帯とは何か?」の問いです。小学生高学年に相応しい答えをしてくれました。 そのことを忘れることなく、子供達の良き先輩として、良きお手本として後輩達へ少しずつでも伝えたいってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。 一般社会生活の中では学べない、触れない大切な部分を少しでも学んでもらえることを願っています。

と言いながらも私もまだまだ皆と同じ一修練者です。理解に繋げるのはあくまでも自分自身、自得を目指し、私の思うところを参考にしてもらえたら嬉しいです。これからも頑張っていきましょう。押忍 松村

https://sites.google.com/view/shoubukai